広島県立安古市高校 同窓会広島県立安古市高校 同窓会

文化祭に寄せて

校 長 船津 久美

 6月17日(金)、18日(土)の2日間にわたって、第42向安古市高校文化祭が行われる。今年度のテーヤは、「一笑懸明~僕らの『ガチ』物語・~」である。サブタイトルにあ:る「ガチ」という若者言葉、私にとっては何とも不思議な言葉であるが、その意味するところは、「真剣に」「真面目に(マジで)」らしい。「適当に」ではなく、「ガチに」取り組む我が校の生徒を誇らしく思う。
 「安古市高校の文化祭は、本当に素晴らしい。県内一だと思う。何千人もの方が来校される見ごたえのあるものだ。」などと、多くの方から声をかけていただく。本校の職員も、本校の生徒の素晴らしさを語るときに、真っ先に文化祭に取り組む生徒の姿に言及する。文化祭の準備・企画運営のすべてを生徒たちが行い、文化祭終了時には、これまで文化祭があったことを微塵も感じさせないほど掃除が徹底され、ゴミは生徒自身が協力し合って持ち帰る姿さえある。そんな文化祭が安古市高校の文化祭である。
 この文化祭を創り上げるまでに、生徒会、部活動、クラスの中分、さまざまな意見の対立や葛藤がある。また、遵守事項も多く、時間は常iこ限られている。そのような中で、‥「頑張る七とがかっこいい」という言葉を合言葉に、常に高みを旦指して、生徒同士お互いの思いを伝え理解し合い、知恵を絞って新しいことに挑戦してきた。この「主体的な学び」’が、安古市生をさらに大きく育ててくれている。そして、文化祭で学んだことを、他の行事はもちろん、勉強や部活動に生かしてくれるヽはずである。さらには、人を幸せにするために何か行動を起こせる大人になってくれると期待している。
 来校してくださった地城の皆様や保護者の方をはじめ、多くの方々の心に響く文化祭になることを心から祈っている。