広島県立安古市高校 同窓会広島県立安古市高校 同窓会

文化祭に寄せて

校 長 船津 久美

6月16日(金),17日(土)の日間,「百花勢宝~進め輝け Our Dream ~をテー-マに,第43回安古巾鳥校文化祭が行われる。
安古巾高校の魅力として,まず第1に文化祭をあげる人が多い。生徒も職員もそう思い,保護者の方も地域の方もそう思ってくださっている。生徒一人ひとりが生き生きと今まで見せたことがない表情で青春を謳歌している姿は,本人達はもらろん,多くの人の心を魅了する。文化祭の準備・企画運営のすべてを生徒たちが行い,文化祭終了時には,これまで文化祭があったことを微塵も感じさせないほど掃除が徹底され,ゴミは生徒自身が協力し合って持ち帰ることさえある。それが安古市高校の文化祭である。
この文化祭を創り上げろまでに,生徒会,部活動,クラスの中で,さまざまな意見の対立や葛藤かおる。また,遵守事項も多く,時間は常に限られている。やりたいことをやるためには,やらなければいけないことをやりきらなければならない。課題がいたる所にある。そのような中で,「頑張ることがかつこいい」という言葉を合言葉に常に高みを目指して,生徒同士お互いの思いを伝え理解し合い,知恵を絞って新しいことに挑戦している。
すなわち,課題を一つ解決すると,次の課題を発見し,その新しい課題に立ち向かいながら,さらに高い目標に向かっていくこととなる。この「主体的な学び」こそが,これからの社会に不可欠な学びてあろと自信を持っていえる。
文化祭で身に付けた主体的な学びを,他の行事はもちろん,勉強や部活動に生かし深めてほしい。そして,白分の学びが人を幸せにすることにつなげられているかを常に意識し,謙虚に一歩一歩前に進み,自分らしい花を咲かせてくれることを望んでいる。