令和5年度 進路講演会

進路講演会

趣旨

キャリア教育の一環として,第1学年生徒全員が,安古市高等学校の卒業生や保護者,学校関係者等の社会の第一線で活躍する人生の先輩方から,高校・大学生時代の生活や仕事,また社会人にとって必要な資質等についての講演を聴くことで,適切な職業観の涵養を図り,将来を見すえた進路設計の構築に資する。

今年は、1年生の文系か、理系か?の選択を前に、参考になるよう進路講演会を開催いたしました。

日時

令和5年8月30日(水) 5・6限目 13:25~15:15

コミュニケーションコンサルタント 三上 かおり

虹の森所属。心理学を基礎とした効果的なコミュニケーションスキルを教える。

氏名三上 かおり
職業コミュニケーションコンサルタント
勤務先虹の森

生徒の感想

これからもずっと人と関わって生きていく中で、とても大切なことを学ぶことができたなと思いました。伝えるときは「自分を理解してもらおう。」聞くときは「相手を理解しよう。」を大事にしてコミュニケーションをとるようにしようと思います。自分こみゅをして自分を一番の親友にしたいです。

相手とコミュニケーションをとるときには、自分とコミュニケーションをとらなければならず、これがきちんとできると、自己明確化や自己理解を深めることができることを知りました。今後は積極的に自分コミュを使っていこうと思います。

学校法人藤本学園 河戸こども園 堀田 朗子 先生

氏名堀田 朗子
職業園長
勤務先学校法人藤本学園 河戸こども園

生徒の感想

「努力をしても報われないことはあるけど、そこから得られるもの必ず何かあるけど、努力をしなかったら報われないし、得られるものもない」という言葉が印象に残りました。また、何かを努力することも大切だけど、まずは時間を無駄にせず自分のやってみたいことなどたくさんの経験をすることが大切だと知りました。

保育士の待遇はあまりよくないという印象があったのですが、いまは改善されていることは知らなかったです。いままでした勉強、体験、得意なことは絶対どこかで役に立つということを、話を聞いて、自分の強みやしたいことはどんどん伸ばしていこうと思いました。また、保育のしごとは、最後は絶対ハッピーエンドになるという言葉に私はとても魅力を感じました。

ジャパンチェムバーフィルハーモニー 宮中 裕子

氏名宮中 裕子
職業フルート奏者・翻訳家
勤務先ジャパンチェムバーフィルハーモニー

生徒の感想

自分のなりたい職業と似ている部分があったと思います。表現をする立場でどのように考えて表現するのかを聞けて部活などで活かせそうでした。いろいろなことを体験した人だからこそいろんな視点で話していただけてとてもいい経験になりました。フルートの演奏がとても綺麗でした。

言葉も音楽も、日本から一歩出てみると世界が広がって、実際に行ってみないと味わえない文化の違いを体験できると先生がおっしゃっていたので、海外旅行できるぐらいには頑張って英語でコミュニケーションをとれるようになろうと思いまいした。先生の友人の言葉に、「自分の仕事が本当に好きな人で失敗している人はいない」という言葉をいただいたので、自分が本当に好きなこと、やっていて楽しいと思えることを見つけていきたいです。

国政法律事務所 弁護士 秦 誠一郎

氏名秦 誠一郎
職業弁護士
勤務先国政法律事務所

生徒の感想

依頼人に請求された慰謝料を先生の活躍でなくすことができたという、リアルな体験を聞くことができ、聞いていてとてもハラハラしました。弁護士という職に興味を持っている中で、弁護士は憲法を暗記するという認識を持っていたが、実際は憲法よりも身近な知識を使うということに驚きました。先生の実際の以来の話がとても面白く、弁護士という職にさらに関心が高まりました。

弁護士の仕事は裁判がほとんどだと思っていたけど、高齢者のお金の管理などもしていることを知りました。法律も全部覚え必要はないと聞いて驚きました。またドラマみたいな感じでもないと聞いて少し安心しました。今回の公演で弁護士にとても興味を持ったので調べてみようと思います。

株式会社ドリームデッサン 経営者 道田 泰之

株式会社ドリームデッサン社長。ノベルティグッズの販売や、太陽光発電事業などを手掛ける。

氏名道田 泰之
職業経営者
勤務先株式会社ドリームデッサン

生徒の感想

経営者として自分で勤務時間や給料を決めたりするということが、メリットでありデメリットでもあると聞いて納得し、向き不向きがあることを知りました。小さい頃に言われたことなどにとらわれずに、ピンチをチャンスだと思って挑戦することが大切だといわれ、これからはチャレンジ精神を大切にしたいと思いました。

経営者には自由なところもあるけれど、それと同時に責任の大きい仕事だということが改めてわかりました。がけっぷちに立たされる機会も多い役職だけれど、そのピンチこそが自分の人生にとって一番のチャンスになりうることもあるというお話が一番心に残っています。のみとビーカーというお話でもあったように様々なことでこれから失敗することもあると思いますが挑戦しようとする心を大切にしたいと思いました。

広島市役所 公務員 大本 宏樹

広島市職員で、高齢福祉課所属。まちづくりや防災、観光プロモーションなども行う。

氏名大本 宏樹
職業公務員
勤務先広島市役所 健康福祉局高齢福祉課

生徒の感想

自分達が、そこを聞きたい!と思った部分を全て説明して下さいました。公務員のメリット、デメリット、公務員になるために必要な力など、隅から隅まで教えていただいたと思います。職に就くということは、楽しいだけではなく辛いことがあったからこそ振り返った時に思い出話として笑える日が来るのだなと思いました。

公務員には残業がないという世間一般的な風刺がありますが、残業や休日出勤が当たり前という部署も中には多数あり、その人たちが私たちの暮らしを支えてくださっていることがわかりました。また、区役所職員も市役所職員に含まれるということがとても印象に残りました。

広島大学病院 看護師 畦地 綾子

広島大学病院所属。管理職。

氏名畦地 綾子
職業看護師
勤務先広島大学病院

生徒の感想

実際にお話を聞いていく中で、日常生活ではめったに知り得ない仕事内容を深く聞くことができて看護師という仕事は素敵な仕事だなと感じました。また、仕事内容だけでなく社会性を身につけていくうえで大切なことや人との関わり方など仕事面以外のお話もたくさんしてくださり、自分の在り方や生き方、考え方を自分自身で見つめなおしてみよう思うきっかけになりました。今回お話を聞けたこと本当に嬉しく思います。

将来の夢である看護師の方のお話を聞いて自分が知っていることのほかにも看護師にしかできないこと、看護師だからこそ出来ることがたくさんあり、実際に患者さんに接することで患者さんを笑顔にし、病気と闘うお手伝いをすることができることが分かりました。最後の実話を聞いて実際に自分が看護師側の立場だった時、すごく悲しくどうしたらよいか想像もつかないと感じました。今回の講義を受けてより看護師になろうとまた強く思い、これからより一層勉強に力を入れようと思いました。

関西メディカル病院 薬剤師 弓削 恵子

関西メディカル病院所属。病院内で入院患者に薬を処方する。

氏名弓削 恵子
職業薬剤師
勤務先関西メディカル病院

生徒の感想

薬剤師として病院勤務をする魅力は最新の医療に触れることができ、常に新しい知識を吸収できることだと知った。また、臨床検査技師の方もおっしゃっていたが、病院勤務の一番の魅力は、やはりチーム医療だった。協力できるところに魅力を感じるのだと思う。薬剤師の仕事には調剤・監査と服薬指導があり、調剤・監査では処方内容に間違いがないかの確認や取り揃えた薬の量や種類に間違いがないかなどの確認をするため、常に集中しなければならなく大変そうだと感じた。服薬指導は患者さんに分かりやすく伝えないといけないからコミュニケーション力が必要だと聞き、服薬指導は自分の得意な分野になりそうだと感じた。

薬剤師は、ただ薬を患者さんに渡すだけだと思っていたけど、一人の患者さんにつき二人の薬剤師さんがかかわっていてしかも薬を見てその患者さんの病気とか症状を理解し、適切で患者さんにあった薬を提供したりしていて、すごくあこがれたし、かっこいいなと感じました。また、看護師さんやドクターとも連携をとることも必要だから、コミュニケーションスキルも高めていきたいなと思いました。

NTT西日本 会社員(IT産業)新川 裕也

NTTビジネスフロント所属。地域のデジタル化推進と人事を担当する。

氏名新川 裕也
職業会社員(IT産業)
勤務先NTT西日本

生徒の感想

その会社に入ったからこそ、感じられるメリットを知り、将来のことも大切だけど目の前のことを一生懸命することも大切で、いやなことがあっても諦めないでいることももちろん大切だけど逃げないことが一番大切と言われたのが印象的で、諦めず続けることの大切さはいろんな人から聞いてきたけれど、逃げないことというのは今回初めて聞いて納得したからです。

私が今回の講演会の中で最も興味はあったので聞けて良かったです。IT産業は、新たな技術を取り入れていくため移り変わりが激しく、他企業とのかかわりも多いということを聞いて、技術が優れていることだけでなく、コミュニケーション能力が大切だと新しく知ることができました。

株式会社日本製鋼所 研究員(工学系)塩崎 文香

日本製鋼所 先端技術研究所所属。プラスチックの研究開発を手掛ける。

氏名塩崎 文香
職業研究員(工学系)
勤務先株式会社日本製鋼所

生徒の感想

自分が化学を勉強したいという思いを曲げずに貫き通して最終的に大学でしたいことができていてすごいなと思いました。また、大学時代のラーメン屋のバイトの話などを聞いて経験を積むことは大切なのだなと改めて実感できました。またコミュニケーション能力を高めて大学のテストで困ることが少ないようにしたいです。

特に印象に残ったのが、高校の物理、生物選択は理系の人生を分けるとよくわかりました。私は生物が好きで環境問題に対して取り組むことができたらいいな、などと考えているのですが、生分解性プラスチックのことに取り組んでいることを聞き、環境問題に取り組む人を肉眼で見ることができてありがたいと感じました。

マツダ株式会社 研究員(工学系)西川 一男

マツダ株式会社 技術研究所所属。人の感情や行動を分析し、車の性能に反映させる。

氏名西川 一男
職業研究員(工学系)
勤務先マツダ株式会社

生徒の感想

自分の足りないところは、他の人と協力する。力になるまで継続する。ということが分かりました。また、友達などに質問されたときは、質問に対して一生懸命答えてあげることで、人が寄ってくることが分かりました。目標もって継続していくことが大切だと思いました。

マツダでの研究の話で、車の性能を向上させる際に人の仕組みや感情を参考にすることに驚きました。経験からの話の際に「面白そうだな」とぐっと来たことはやりこむべきとおっしゃられていたので、今後の考え方の参考にしたいと思いました。

山口東京理科大学 大学助教授 橋國 克明

山口東京理科大学所属。熱電材料専攻。

氏名橋國 克明
職業大学助教授
勤務先山陽小野田市立山口東京理科大学

生徒の感想

経験から自分の向き不向きを判断することが大切だと学びました。また、僕が進みたいと思っている理系では、大学院卒が重宝されると知って進路を考える参考になりました。興味関心から目標を立て、挑戦してみることという流れがスムーズに行動できる鍵になると教わりました。

高校から学会に参加したり、様々な自分にできそうなことの挑戦を重ねたりすること、1年生から大学や研究室を調べることの大切さなどいろいろなことを教わり、今回の話は聞かないと人生を損すると考えました。部活での研究も自分ができそうな簡単なヤツから挑戦するとよいこともわかり、とてもありがたかったです。理系目指しているのでいろいろと参考にします。本日はありがとうございました。

情報の授業、仰高の授業でも習ったPDCAサイクルを行うことが大切だとお話しされていたので実践しようと思いました。

広島共立病院 山内 美穂

広島共立病院所属。医師の指示に従い、検査を行う。

氏名山内 美穂
職業臨床検査技師
勤務先広島共立病院

生徒の感想

講演を聞いて知ることができたので良かったです。国家試験の合格率が80パーセントを超えていて、10時間ぐらい勉強をしていると思うと、私も普段から頑張ろうと思いました。検査体験もできてとても良かったです。

臨床検査技師の仕事は輸血検査、微生物検査、エコー検査は知っていたけど、他にも病理検査や尿細胞診断などさまざまな検査を行うことを知りました。また手術で臓器の一部を切り取り、検査をしてがんを見つけることも知りこの職業も患者の命を助けるすごい仕事だと思いました。

広島市立大塚中学校 山村 健一

氏名山村 健一
職業中学校校長
勤務先広島市立大塚中学校

生徒の感想

話を聞いて、教員は僕が思っている以上に生徒の細かいところを見ているということがわかりました。教員という仕事は子供たちの未来を創る仕事であり、教えることよりも一緒に成長しようという気持ちが大切だと気付くことができました。まずは良い人のマネから始めて、良いところや自分に合っているなと感じたことは取り入れていくようにしたいなと感じました。

教員になるためには専門的な知識や技能、総合的な人間力、使命感や責任感・教育的愛情など、様々なことが必要になるけれど生徒に教えるだけではなく自分も一緒に成長できる職業だということがわかりました。子供たちの未来を創る仕事で、とてもやりがいがある職業だと知り、感謝しないといけないなと感じました。

広島県警察広島中央警察署 添田 誠

広島県警察中央警察署 二課所属。詐欺や横領などの犯罪調査を行う。

氏名添田 誠
職業警察官
勤務先広島県警察広島中央警察署

生徒の感想

警察官に多少のあこがれはありましたが、やはり警察官はすごいなと思いました。知識がたくさんあるよりは、人間性を重視していることが分かりました。勉強以外にも、部活動や学校行事などで人と積極的にかかわり、経験を増やしていこうと思いました。

警察でも、いろいろな部署があって仕事内容の違いや休暇、給料や警察学校での詳細をしることができました。また、体力と精神を鍛えぬかないといけないということを痛感しました。出来たつもりはできていないから、予習復習を大事にするという言葉を大事にしていきたいと思いました。

広島共立病院 古居 俊一

広島共立病院所属。院内でのリハビリテーションを担当する。

氏名古居 俊一
職業理学療法士
勤務先広島共立病院

生徒の感想

理学療法士というのは患者さんの体の調子(筋肉や関節など)が悪いときに治療するのが目的だと思っていたがそれ以外にも患者さんが退院した時に不便ない暮らしをするために必要な環境をつくるために必要なことを考えたりしないといけないことは新しい発見で運動機能の維持だけではないんだなと思った。患者さんの範囲が高齢者や怪我をしている方だけでなく子供やアスリートのサポートと広いからこそ患者さんの性格.人間性を理解することも必要になってきてどれだけ向き合うのが大切なのかが分かった。

生まれてから亡くなるまでマネジメントしていくのが理学療法士で、新しい情報とともに進化していくので新鮮に仕事ができる仕事だということが分かった。人が違うと人間性も病気もけがも違うので、その人自身にあった治療をしていくことが難しそうだと思った。

中国新聞社 高橋 清子

中国新聞社所属。社説やコラムなどを執筆する。

氏名高橋 清子
職業新聞記者
勤務先中国新聞社

生徒の感想

新聞記者はただ取材するだけでなく、さまざまな理念を持って行動していて今の自分には到底叶わない、すごいことだと思いました。新聞は今の時代需要が減ってきてはいるが、人と人、地域と人を繋ぐためにも、また社会としての意見の土台を作る意味でも、まだまだ必要なものだと思いました。

新聞記者にノルマはないということに驚きました。また、先生が気を付けていることで、相手の話を分かった気にならず、きちんと聞くという姿勢が、社説やコラムを面白くする一番の秘訣だと感じました。今デジタル化やAIが進んで新聞紙の需要が減っているけれど、先生の話を聞いてまだ新聞紙は必要だと感じました。

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